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故人を偲ぶ新しい形「手元供養アクセサリー・ジュエリー」の選び方

故人を偲ぶ新しい形「手元供養アクセサリー・ジュエリー」の選び方
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宮坂
宮坂
故人のご遺骨や遺髪を納めた「アクセサリー」や「ジュエリー」は、いつも身に着けることで故人との絆を再確認し、心を癒やすアイテムとして選ばれる方が増えています。

特に、大切な人を亡くした悲しみは、言葉では言い表せないほど深く、計り知れないものです。その喪失感と向き合い、故人を身近に感じながら日々を過ごしたいと願うのは、自然な感情と言えるでしょう。近年、そんな想いに寄り添う新しい供養の形として「手元供養」が注目されています。

この記事では、手元供養アクセサリーの種類や選び方のポイントから注意点まで、詳しくご紹介します。あなたにとって、故人を偲ぶ最適な形を見つけるお手伝いができれば幸いです。

故人を偲ぶ新しい形「手元供養アクセサリー・ジュエリー」の選び方
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 手元供養とは? 現代に広がる新しい供養の形

手元供養とは、故人のご遺骨や遺灰の一部、あるいは全てを、お墓や納骨堂だけでなく、ご自宅で保管したり、ペンダントやリングといった小さなアクセサリーやジュエリー、ミニ骨壺などに納めて、故人を身近に感じながら供養する比較的新しいスタイルです。

この手元供養が選ばれる背景には、核家族化によるお墓の維持管理の難しさや、お墓が遠方にあるといったライフスタイルの変化、そして「故人をいつもそばに感じていたい」「自分らしい形で静かに偲びたい」といった供養に対する価値観の多様化があります。

形式にとらわれず、故人への想いを大切にしたいと願う方々にとって、心の拠り所となる供養の形として広がりを見せています。

手元供養としてのアクセサリーの魅力

数ある手元供養品の中でも、アクセサリーは特に人気があります。その魅力はどこにあるのでしょうか。

いつでも故人を身近に感じられる安心感

手元供養アクセサリー・ジュエリーの最大の魅力は、何と言っても「いつでも故人を身近に感じられる」という点です。ネックレスであれば胸元に、リングであれば指に、ブレスレットであれば手首に。

常に身に着けることで、故人がすぐそばで見守ってくれているような温かい安心感を得られます。ふとした瞬間にアクセサリーに触れることで、故人との思い出が蘇り、心が落ち着くという方も少なくありません。

さりげなく身に着けられるデザイン性

手元供養のためのアクセサリーは、一見すると普通のファッションアイテムと見分けがつかないほど、洗練されたデザインのものが増えています。

「いかにも」というデザインではなく、普段使いしやすいおしゃれなものが多いため、周囲の目を気にすることなく、さりげなく身に着けることができます。

故人を偲ぶ気持ちを大切にしながらも、日常生活に自然に溶け込むデザイン性の高さは、大きな魅力の一つです。

アクセサリーならではの特別感

アクセサリーやジュエリーは、もともと特別な想いを込めて贈られたり、身に着けられたりするアイテムです。

大切な人から贈られたジュエリーを生涯大切にするように、故人の一部を納めたアクセサリーは、世界でたった一つの、かけがえのない宝物となります。その輝きや質感は、故人との絆を象徴し、所有する人に特別な感慨をもたらしてくれるでしょう。

心の拠り所としての役割

悲しみや寂しさを感じたとき、そっとアクセサリーに触れることで、故人の温もりを感じ、心が安らぐことがあります。それは、まるで故人が「大丈夫だよ」と語りかけてくれているかのようです。

手元供養アクセサリーは、単なる装飾品ではなく、心の拠り所となり、悲しみを乗り越え、前向きに生きていくための力を与えてくれる存在にもなり得ます。

手元供養アクセサリーの種類と選び方

手元供養アクセサリーの種類と選び方

手元供養として選ばれるアクセサリーやジュエリーには、主にネックレス、リング、ブレスレットがあります。それぞれの特徴や選び方のポイントを見ていきましょう。

ネックレス

特徴と魅力:
ネックレスは、手元供養アクセサリーの中でも特に人気の高いアイテムです。ペンダントトップ部分にご遺骨や遺灰を納めるスペースがあり、デザインも豊富です。常に胸元、心臓に近い位置で故人を感じられることから、精神的なつながりを重視する方に選ばれる傾向があります。シンプルなものから、ダイヤモンドなどの宝石があしらわれた華やかなものまで、幅広いデザインが揃っています。

素材の選び方:
ネックレスの素材には、主に以下のようなものがあります。

  • ステンレス (サージカルステンレス): 比較的安価で、錆びにくく、傷がつきにくいのが特徴です。金属アレルギーを起こしにくい素材としても知られています。日常的に気兼ねなく身に着けたい方におすすめです。
  • シルバー (SV925など): やわらかな輝きが魅力で、デザインの自由度も高い素材です。ただし、温泉や汗などで変色しやすいため、こまめなお手入れが必要です。
  • ゴールド (K18、K10など): イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドなど、色のバリエーションがあり、高級感があります。変色しにくく、アレルギーも比較的起こしにくい素材ですが、価格は高めになります。
  • チタン: 非常に軽くて丈夫、そして金属アレルギーを最も起こしにくい素材の一つです。耐食性にも優れているため、長く愛用したい方に適しています。加工が難しいため、デザインのバリエーションは他の金属に比べて少ない場合があります。
  • プラチナ (Pt900、Pt950など): 変質・変色しにくく、希少性が高いため、特別な想いを込めるのにふさわしい素材です。アレルギーも起こしにくく、上品な輝きが特徴です。価格は最も高価な部類に入ります。

価格帯:
手元供養ネックレスの価格帯は、素材やデザイン、ブランドによって異なりますが、一般的には1万円~5万円程度が中心です。ダイヤモンドなどの宝石が付いているものや、貴金属の含有量が多いものは、さらに高価になることもあります。

選び方のポイント:

  • デザイン: 故人のイメージやご自身の好みに合うデザインを選びましょう。普段使いしやすいシンプルなものか、特別な時に身に着ける華やかなものかなど、使用シーンも考慮するとよいでしょう。
  • ご遺骨の納め方: ご自身で納めるタイプか、専門業者に依頼するタイプかを確認しましょう。少量のご遺骨をネジ式の蓋で密封するタイプが一般的です。
  • チェーンの長さ: 服装や体型に合わせて、適切な長さのチェーンを選びましょう。アジャスター付きで長さを調整できるものも便利です。
  • アレルギー対応: 金属アレルギーが心配な方は、チタンやサージカルステンレス、プラチナなど、アレルギー対応の素材を選びましょう。
  • 防水性: 日常生活での水濡れ(手洗いや雨など)に対応できる防水性が備わっているかどうかも確認しておくと安心です。

リング (指輪)

特徴と魅力:
リングは、常に自分の視界に入りやすく、手元で故人の存在を感じられるアクセサリーです。結婚指輪のように、故人との変わらぬ絆を象徴するアイテムとして選ばれることもあります。

内側にご遺骨を納めるタイプや、小さな宝石にご遺骨を練り込んで留めるタイプなどがあります。デザインによっては、ペアリングとしてご夫婦の片方のご遺骨を納め、残された方が身に着けるというケースも見られます。

素材の選び方:
リングの素材には、以下のようなものが一般的です。

  • 金属 (ステンレス、シルバー、ゴールド、チタン、プラチナなど): ネックレスと同様の金属素材が使われます。耐久性や見た目の美しさ、アレルギーの起こしにくさなどを考慮して選びましょう。特にリングは日常的に衝撃を受けやすいため、ある程度の強度が求められます。
  • 樹脂 (レジン): 透明な樹脂にご遺骨や遺灰を封入し、固めてリングにするタイプです。花びらやラメなどを一緒に封入して、オリジナリティあふれるデザインにすることも可能です。比較的安価で、軽やかな着け心地が特徴です。
  • セラミック: 傷がつきにくく、変色や変質もしにくい丈夫な素材です。金属アレルギーの心配もありません。独特の光沢感があり、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。
  • 遺骨ダイヤモンド: ご遺骨に含まれる炭素から合成ダイヤモンドを製作し、それをリングにセッティングする究極のメモリアルジュエリーです。非常に高価ですが、故人が永遠の輝きとなって生まれ変わるという特別な意味合いを持ちます。

価格帯:
手元供養リングの価格帯は、素材やデザイン、ご遺骨の加工方法によって幅広く、1万円~6万円程度が一般的です。遺骨ダイヤモンドの場合は数百万円以上になることもあります。

選び方のポイント:

  • サイズ: 正確な指のサイズを測って選びましょう。サイズが合わないと紛失の原因になったり、着け心地が悪くなったりします。
  • デザイン: 日常生活で邪魔にならないか、他の指輪とのバランスはどうかなどを考慮しましょう。シンプルなものから、故人の誕生石をあしらったものまで様々です。
  • ご遺骨の納め方・見え方: ご遺骨を完全に密封するタイプか、樹脂などで一部が見えるように加工するタイプかなど、ご自身の希望に合うものを選びましょう。
  • 刻印: リングの内側や外側に、故人の名前や命日、メッセージなどを刻印できるものもあります。よりパーソナルな想いを込めることができます。
  • 耐久性: 日常的に身に着けるものなので、傷や衝撃にどの程度耐えられるかを確認しておくと良いでしょう。

ブレスレット

特徴と魅力:
ブレスレットは、手首をさりげなく彩り、動くたびに故人の存在を感じさせてくれるアクセサリーです。ネックレスやリングに比べて、よりカジュアルな印象で身に着けられるものも多く、性別を問わず選びやすいアイテムです。

チャーム部分にご遺骨を納めるタイプや、数珠のようなデザインで、珠の一つにご遺骨を納めるタイプなどがあります。

素材の選び方:
ブレスレットの素材は多様で、以下のようなものが挙げられます。

  • ピンクゴールド: 温かみのある色合いで、肌なじみが良く、女性に人気があります。上品さと可愛らしさを兼ね備えています。
  • 革素材 (レザー): カジュアルで普段使いしやすく、経年変化も楽しめます。金属アレルギーの方でも比較的安心して身に着けられます。
  • パワーストーン: 故人の誕生石や、癒やし、守護などの意味を持つパワーストーンと組み合わせて作られるブレスレットもあります。ご遺骨を納めたパーツとパワーストーンを組み合わせることで、精神的な支えとなることを期待する方もいます。
  • シルバー: ネックレスやリングと同様、定番の素材です。シンプルなチェーンタイプから、凝ったデザインのものまで幅広くあります。
  • ステンレス: 丈夫で錆びにくく、アレルギーも起こしにくい実用的な素材です。
  • その他 (チタン、ビーズなど): 軽くて丈夫なチタン製のものや、様々な素材のビーズを繋いだデザイン性の高いものもあります。

価格帯:
手元供養ブレスレットの価格帯は、素材やデザインによって異なりますが、比較的お手頃なものも多く、8千円~4万円程度が中心です。

選び方のポイント:

  • デザインと着用感: 手首の太さや好みに合わせて、デザインや太さを選びましょう。重すぎたり、引っかかりやすかったりするものは、日常生活でストレスになる可能性があります。
  • サイズ調整: サイズ調整ができるタイプか、自分の手首のサイズに合ったものかを確認しましょう。
  • ご遺骨の納め方: チャームに納めるのか、ブレスレットの一部に納めるのかなど、納め方とデザインのバランスを見ましょう。
  • 他のアクセサリーとのコーディネート: 普段身に着けている時計や他のアクセサリーとの相性も考慮すると、より愛着を持って使えるでしょう。
  • ファッション性: 服装のテイストに合うかどうかも重要なポイントです。カジュアルなものからフォーマルなシーンでも使えるものまであります。

手元供養アクセサリーを選ぶ際の注意点

故人を偲ぶ大切なアクセサリーを選ぶ際には、いくつか注意しておきたい点があります。

ご遺骨の取り扱いについて

手元供養アクセサリーには、ごく少量のご遺骨(米粒数粒程度)を納めるのが一般的です。多くの場合、ご遺骨をそのままの形で納めるのではなく、細かく砕いて粉末状にする「粉骨(ふんこつ)」という作業が必要になります。

  • 粉骨の必要性: 小さなアクセサリーの内部に納めるためには、ご遺骨をパウダー状にする必要があります。
  • 専門業者への依頼: 粉骨は精神的にも負担がかかる作業であり、また衛生面や適切な処理を考慮すると、専門の業者に依頼するのが一般的です。手元供養品を販売している業者が、オプションとして粉骨サービスを提供している場合もあります。
  • ご自身で行う場合: ご自身で粉骨を行う場合は、専用の道具や手順をよく理解し、故人への敬意を払いながら慎重に行う必要があります。
  • ご遺骨の量: アクセサリーの種類やデザインによって、納められるご遺骨の量は異なります。事前に確認しておきましょう。

ご遺骨の取り扱いは非常にデリケートな問題ですので、信頼できる業者に相談し、納得のいく方法を選びましょう。

素材のアレルギー対応

金属アレルギーをお持ちの方は、アクセサリーの素材選びに特に注意が必要です。

  • アレルギーが起こりにくい素材: チタン、サージカルステンレス(SUS316Lなど)、プラチナ、ゴールド(純度が高いもの)などは、比較的アレルギーが起こりにくいとされています。
  • アレルギーが起こりやすい素材: ニッケル、コバルト、クロムなどはアレルギーの原因となりやすい金属です。安価な合金製のアクセサリーにはこれらの金属が含まれていることがあるため注意が必要です。
  • 購入前の確認: 購入前に、素材の成分やアレルギーテストの有無などを業者に確認しましょう。パッチテストなどでご自身に合う素材を確かめておくと安心です。

(3) 防水性・耐久性

日常的に身に着けるアクセサリーは、汗や水、衝撃などにさらされる機会が多くなります。

  • 防水性: ペンダントトップやチャームの内部にご遺骨を納めるタイプのものは、ネジ式の蓋などで密封されていますが、完全防水ではない場合もあります。入浴時や水仕事の際には外すなど、取り扱いに注意が必要な場合があります。商品の説明書をよく確認しましょう。
  • 耐久性: 素材やデザインによって耐久性は異なります。特に繊細なデザインのものや、柔らかい素材のものは、衝撃や摩擦によって破損したり変形したりする可能性があります。日常生活での扱い方には気を配りましょう。

アフターサービスや保証

万が一、アクセサリーが破損してしまったり、不具合が生じたりした場合に備えて、アフターサービスや保証の有無を確認しておきましょう。

  • 修理サービス: サイズ直し、チェーンの交換、石の留め直しなどの修理に対応してくれるか確認しましょう。
  • 保証期間: 商品に保証期間が設けられているか、どのような場合に保証が適用されるのかを確認しておくと安心です。
  • ご遺骨の再封入: 何らかの理由でアクセサリーが破損し、ご遺骨が取り出せてしまった場合に、再度封入してくれるサービスがあるかも確認しておくと良いでしょう。

(5) 信頼できる業者を選ぶ

手元供養アクセサリーは、故人の大切なご遺骨を託すものですから、信頼できる業者を選ぶことが何よりも重要です。

  • 実績と評判: 長年の実績があり、利用者の口コミや評判が良い業者を選びましょう。インターネット上のレビューだけでなく、可能であれば実際に店舗を訪れたり、資料請求をしたりして情報を集めましょう。
  • 丁寧な説明と対応: 商品やサービスについて、こちらの疑問や不安に対して丁寧に説明し、親身に対応してくれる業者を選びましょう。ご遺骨の取り扱いに関する説明が明確であることも重要です。
  • 品質表示: 素材の品質や、ご遺骨の加工方法などが明確に表示されているか確認しましょう。
  • プライバシーへの配慮: ご遺骨という非常にプライベートなものを扱うため、プライバシーへの配慮がしっかりしている業者を選びましょう。

焦らずに複数の業者を比較検討し、納得のいく選択をすることが大切です。

手元供養アクセサリーを身に着けるということ

手元供養アクセサリーを身に着けることは、単に故人の遺品を持つということ以上の意味を持ちます。

故人との新しい絆の形

お墓参りや仏壇に手を合わせるのとはまた違う形で、日常生活の中で故人との絆を感じ続けることができます。それは、物理的な距離を超えた、心のつながりを再確認する行為と言えるでしょう。

ふとした瞬間にアクセサリーに触れることで、故人との思い出が蘇り、温かい気持ちになれるかもしれません。

悲しみを乗り越えるための一助として

大切な人を失った悲しみは、すぐに消えるものではありません。手元供養アクセサリー・ジュエリーは、その悲しみを無理に忘れようとするのではなく、故人を身近に感じることで、少しずつ受け入れ、乗り越えていくための一助となることがあります。故人がいつも見守ってくれているという安心感は、心の支えとなるでしょう。

日常生活における心の支え

仕事で辛いことがあった時、何か新しいことに挑戦する時、あるいは何気ない日常の中で、手元にあるアクセサリーが目に入るたびに、故人から勇気や励ましをもらえるように感じるかもしれません。

それは、故人が生前与えてくれた愛情や教えを思い起こさせ、前向きに生きる力を与えてくれる心の支えとなるでしょう。

手元供養アクセサリーは、残された人が故人を偲び、共に生きていくための、新しい時代のグリーフケアの形の一つと言えるかもしれません。

手元供養に関するQ&A

手元供養や手元供養アクセサリー・ジュエリーについて、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。

手元供養は宗教的に問題ありませんか?

日本の主な仏教宗派の多くは、手元供養を特に禁じてはいません。分骨(ご遺骨を複数に分けること)自体も、古くから行われてきた慣習です。ただし、宗派や寺院、地域によっては独自の考え方がある場合もありますので、菩提寺がある場合は事前に相談しておくとより安心です。神道やキリスト教においても、手元供養の考え方を受け入れるケースは増えています。

アクセサリーに納めるご遺骨はどれくらいの量が必要ですか?

アクセサリーのデザインや種類によって異なりますが、一般的には米粒数粒~小豆数粒程度のごく少量です。粉骨した状態であれば、耳かき1~2杯程度で済むことが多いです。正確な量は、購入するアクセサリーの説明書や販売業者に確認してください。

全てのご遺骨を手元供養にしても良いのでしょうか?

全てのご遺骨を手元供養にすることも可能です。その場合、ご遺骨を全て粉骨して、大きめの骨壷や複数の手元供養品に分けて保管したり、一部をアクセサリーに、残りを自宅の供養スペースに安置したりするなど、様々な形が考えられます。ただし、将来的に納骨する可能性も考慮し、親族とよく話し合って決めることが大切です。

他の供養方法(お墓や納骨堂など)と併用できますか?

併用できます。例えば、お墓にご遺骨の大部分を納骨し、一部だけを手元供養アクセサリーとして身に着けるという形は一般的です。また、自宅に小さな仏壇や供養ステージを設けてご遺骨の一部を安置し、さらにアクセサリーも身に着けるという方もいらっしゃいます。

手元供養アクセサリー・ジュエリーのお手入れ方法は?
  • ステンレスやチタン: 比較的お手入れは簡単で、柔らかい布で拭く程度で十分です。汚れが気になる場合は、中性洗剤を薄めた水で洗い、よくすすいでから水分を拭き取ります。
  • シルバー: 変色しやすいため、使用後は専用のクロスでこまめに拭きましょう。黒ずんでしまった場合は、シルバークリーナーを使用します。
  • ゴールドやプラチナ: 柔らかい布で拭くのが基本です。汚れがひどい場合は、ジュエリーショップでクリーニングしてもらうのが安心です。
  • 樹脂やパワーストーン: 衝撃や熱、紫外線に弱い場合があるので、取り扱いに注意が必要です。柔らかい布で優しく拭きましょう。
自分が亡くなった後、手元供養品はどうすれば良いですか?

ご自身が亡くなった後の手元供養品の扱いについては、事前に家族や信頼できる人に伝えておくことが大切です。いくつかの選択肢があります。

  • 家族に引き継いでもらう: ご家族が引き続き供養品として大切にしてくれるかもしれません。
  • ご自身の棺に一緒に入れてもらう: 故人と共に旅立ちたいという想いがある場合、棺に納めることも可能です。
  • お墓や納骨堂に納める: ご自身のお墓や納骨堂に一緒に納めることも考えられます。
  • 専門業者に永代供養を依頼する: 手元供養品を専門に扱う業者の中には、永代供養のサービスを提供しているところもあります。

7. まとめ

手元供養アクセサリーは、故人との絆を深め、心の平穏を保つための大切なアイテムです。種類やデザイン、素材などを考慮し、自分にぴったりのアクセサリーを選びましょう。日々のケアを大切にし、手元供養アクセサリーと共に、心豊かな毎日を送りましょう。